あらたな一歩

ほーーー。
ようやく札幌にも春が近づいて来たようですね。
今日の予想最高温度は10度で、4月の下旬ぐらいだそうですよう。
いいですねええ。
寒いのもまた身が引き締まるのですが、ぽかぽか陽気もまた格別で。
でも、昨日再放送された番組をみて、こりゃあおちおちしておられません。と覚悟を決めたしだいでええ。
で、なんの覚悟というか、やる気が出てきたというか、このままじゃいられんと何故か思ったのは、
その番組の中で、北海道の木古内町という町で、
約170年も続いている「みそぎ」というお祭りを
とったものだったんですね。
これは、ある若者(といってもまだ16歳だの19歳だの子供だわね)が、マイナス5度も10度もある寒空で裸で水を浴びるという儀式なのだそうです。
それは、とあるむかし、その年お魚も取れず、田地田畑も収穫がなく大飢饉に襲われたとき、ある男性の一人が一心に天に祈ったらお告げがあって、それが、
一晩中寒中で水の行者をして、更には御神体をもって海に入りなさいというものだったらしいのね。
それを男性は言われた通りにしたら、それから間もなく、豊作、豊漁に見舞われて、その町は救われたといういわれのある行為らしく。
それからずっとその町では、若い男性4名が自分から
名乗りを上げて、170年も続けてきているのだそうです。
それはそれは、大迫力よね。
気合の入れ方が違う。
んんん。
見ていてとっても感動してしてしまったんですね。
だって、まだ生まれて15、6年しか生きていない
彼らが、自分の根性研ぎなおそう、みそぎをして
新しい自分になろうって決心して、3日3晩神社に泊り込みで冷水を浴びてるんですもの。
昔の由来を理由にしているそうですが、内容を見ていくと、4名の男子がそれぞれの理由で、自分と向き合って自分を変えようとしているのね。
一人は就職が決まっていたけれども、これで本当に自分は良いのか?って疑問に思ったからその内定をけって、今コンビニで、フリーターをしているのだそうです。親御さんの所にいて。
このままじゃいけないっていつも思っていたけど、
きっかけがなく、その自分のふがいなさにも落ち込んでいたりして。
でも、このみそぎを4年連続続けてきて、2晩目には
誰も果たしたことがないくらいの行水をして、自分としっかりと向き合ったのね。
若干20歳。
更にもう一人は、いつも最後まで物事全うしたことがないって自分で思っていたらしく、そんな自分を変えたい。自分にも何かひとつの事ができるって言う自信をつけたくて、この行者に志願して、今年は2年目だそうです。
で、去年みそぎをしてから、家族も言うけど、彼は
変わったって。
ひとつのことでもあきらめず最後まで、がんばるようになったって。
今では、介護の資格を取ろうとがんばって勉強してるんだって。
若干19歳。
それ見てね、自分の年の約半分の子がこれだけの
事をするんだああ。って。
なああんか、感動と同時にすんごく勇気をもらったのね。
自分もどこかで甘えがあって、これぐらいでいいや、
今日もこれしかできなかったけど、まあいっかあ、ってそんな日が多かった気がするのね。
だから、それを見て、じゃあ、自分の「みそぎ」って
何だろう?って思ったのね。
何も同じように寒中冷水を浴びることだけが「みそぎ」とは限らないと思うのね。
(言葉のみそぎはその意味ですが)
まあ、浴びたら、わたしも若くないので、すぐ
救急車さんのごやっかいになるだろうしね。
(そうじゃない・・・^^;)
それはともかく、わたしの中での「みそぎ」とは、何かやり抜くというかひとつの事でもやり通すって事かなああって、考えたわけで。
それは、毎日、毎日の生活でも出来るわよね。
毎日走っている人もOKだし、毎日本一冊でも読もうって努力しているのもOKだし、確実に自分に自信ついてくるよねええ。
わたしもこの店をオープンして、この9月で12年目をむかえさせていただくんです。
ありがたいことです。
ここまで続けてきたことももちろん自信になってはいるけど、ここでもう一歩自分に負荷をかけてみようかと思っているのです。
それは、今までの集大成をしっかりと根にはやして
いきたいなあ。ってね。
全ての事をもう一歩深く、突き詰めて、自分のものにしたいって。
商品知識ももちろん、漢方の勉強にせよ、心のカウンセリングもね。
今までは、手当たりしだいしてきた感じがして、
その時、その時必要なものを必要なだけで、精一杯
だったかもしれません。
もう少し、深めてみよう、そして整理整頓してみよう
って、この番組の若いお兄ちゃん方からエネルギーもらいました。
ささ、外も春、わたしの心も春、自分の「あらたな一歩」始めてみようと思います。
勇気と感動を有難う ^^烈