彼女の成長・私の成長

気分いいですねえ。
って、いいことあったからかな。
まあ、久々のお天とさんが燦々と頂いたことや、
このブログって、今日初めて気が付いたんだけど、バックのデザイン変えれるのねえええ。
てへへへ。
さっすが、手のろの優香チンですわ。
のほほほ。
でも、とってもスッキリとした感じで、
私同様さわやかね。うふふふ。
もう一つ大事な大事ないい事は、あったのね。
そう。すっごくいいことと言うか、うれしい事かな。
ある彼女が笑った事ね。
んんん。令
笑った事がそんなにいい事。令
そうなのよ。
だって、彼女のこの10年は、苦しんで、辛くって、
悲しくって、怒りまくって、の10年だったからね。
それは、約半年前の事だけど、彼女の妹さんが急死されてね。
発見されたのは、約死後2ヶ月ぐらいも経ってしまってからだったらしいのね。
彼女は、もう私の店に来て、約10年目にさしかかろうとしているのだけども、こられてからどんどん
症状が悪くなって行って。
その時私はまだまだ未熟でね。(もちろん今も程度の差はあるが、未熟さはあるね。秊)
具合がわるい、良くならない。
なああんて聞くと、じゃあ、これはどうだ、あれは
どうだって、どんどん漢方なんかも変化していったり
他のものも出したり、全て振り回されてね。
でも、全然良くならなくて。
だから、もっともっと、夜は早く寝たらいい。
コーヒーは飲むな。ああしろ、こうしろ。
そう、毎日毎日、彼女もあの人がこうだ。世間はこうだ。
この気持ちわかる。連
などと私に同意をもとめてくるかたでね。
彼女はとっても正義感と、常識を重んじる方だったのですね。
そんな事を繰り返しているうちに、2人ともがばっちんばっちんよね。
だって、おっ互いが鏡なんですもの。
だから、私たちは、それぞれのこころを見つめていて、出来ない自分を責め合ってね。
まあ、怒鳴りあいも合ったし、泣きじゃくりもあったわね。
ここまでくると、お客さんと先生、なあんて立場は、もう関係ないのね。
彼女は彼女で、『あんたこんなことやっていたら、店つぶすよ。』だし、私は私で、『結構です。他によければ行ってください。』だって。
おいおい。って感じよね。
その話をある先生に話したら、『本気だね。お互いね。』ですって。
そんときゃ私も馬鹿だからね。
わかんないのよ。
これが、私たちにとって、恵となる日が来るとはね。
そう、そんなにけんかもして、悪口も言い合っても、
彼女は、しばらくしてから、来店してくれて。
私もその時は、ちゃんと受けてね。
でも、この時間を置いたのがまた、良かったのね。
今思うと。
言い争った後って、やっぱり怒りも来るけど、反省もちゃんとするのね。
人間ってね。
でも繰り返してね。
同じことね。
で、またまた、そのあった出来事をある先生に話す
と、『その彼女、やっぱり先生に何かを求めているんじゃないのかな。』だって。
その時は、もう私も『何を求められてるのか、わかんないよ。』って、拒否もしてたよね。
ただ、それでも彼女とは何か縁があったのね。
まあ、私も一日一日進歩も少々しながらいたので、
『あああ、自分が苦しいのは、他者も苦しい。』という言葉をもらい、
それから、彼女に提案してみたのね。
『一度、一番あなたの楽な形で、やってみては。』
と。
そう、彼女は生活を切り詰めて、漢方や他の商品を買って頂いていて、さらに、ある宗教にも入っていて、
そのまた宗教がとっても、とってもすばらしいのだけど、具合の悪い、エネルギーの無い人に、『もっと人に優しくしなきゃいけないんだ。人に愛を与えないと天国に行けないんだ。』などと、もっともな事なんだけど、
その彼女はとってもまじめだから、全て頑張っちゃってね。
出来ない自分を責めて、責めてね。
体力ないのだから当然なんだけどね。
で、そこももう私も意を決して、まずは、彼女が楽なようにするには、その宗教の会にも一度お休みをしてみては。
と提案しつづけ。
更に、もっと具合の悪い妹さんの面倒も、頑張ってがんばって。
あげくのはて、妹さんには、『これもして、あれもして。』と言われ。
お姉さんは妹さんの事が心配で、『お菓子やジュースを止めなさい』としかってね。
糖尿病だったからね。
そこでも、姉、妹のバトルね。
今考えると、この女性方は、全て出来ない自分を許せない。それを相手を見て、それぞれが、自分をみせられ、うううううう。ってうめきもがいてた気がするね。
そして、半年前の妹さんの死。
それが、お姉さんにとっては、自分が診てやれなかった、助けてあげれなかった。
そう。その前にけんかして、どうもお姉さんの言う事が聞けない妹さんが、『もう来なくていい。』
お姉さんも妹さんに『勝手にせい。』
だったらしいのね。
後悔の念がすごくてすごくてね。
また、亡くなる寸前に、その妹さんが言われていた
おねえさんに対する言葉が、『お姉ちゃんは、ちゃんと元気になるからね。生きれるからね。』との言葉。
その時は、お姉さんは、何を言っているのか分からなかったそうです。
でも、今になって、
その彼女は、毎日毎日、自分の心の葛藤が始まったのね。
泣いて、泣いて。
止まらない。
そして、周りの人には、強烈な言葉ももらったらしいのね。『妹さん亡くなって、あなたもほっとしてるんじゃないの。』とか、『あんたの信心が弱かったからじゃないの。』
それを、何処にもはけないよね。
私もその時点において、しっかりと彼女を受け入れよう。つまり、『人は自分を許して初めて人を許せる』
その言葉をもらっていたので、
彼女から逃げずに受けたのね。
イコール、自分から逃げなかったのよね。
途中、私も聞くのが、つまり彼女の心の苦しみや、辛さや、悲しさを受けるのが、苦しくなっちゃってね。
まあ、今考えると、彼女の課題を私がしょっちゃっていたのね。
つまり、すぐ私も共依存になっちゃっうのね。
だから、毎日毎日、彼女の泣くのに付き合い、
そこで、彼女のして来た行為を許し、感情を認め妹さんの思いを伝えていく。彼女に託した命の意味を。
その繰り返し。繰り返し。
もちろん、私も人間で、自分を苦しめると、彼女も苦しい。このことを頭に叩き込んで、聞けるときは時間の許す限り、また、こちらの状況もきちんと説明をして、勉強会や、私の体調不良の時は、短めの時間だけ、聞くことにしたのね。
それから、半年。
昨日よ。昨日。
彼女が、はじめて、『先生。わたし分かったの。
本当に、妹と先生と、友人のYに感謝してると。
今まで、頭で感謝って言葉が分かっていたけど、
それが、つい先日こころのそこから出てきたの。
何で、こんなに私ばかりが辛くて、苦しい思いをしなきゃ行けないかって、思ってたけど、何かわかんないけど、生きている事に感謝したの。』って満面の笑みで、笑ったのね。
うれしかったね。
彼女は、自分を許した瞬間だったのかなって思うのね。
もちろん、彼女からの感謝の言葉もうれしかったけど、と同時に、私が、自分も許されたわけよね。
だって、彼女と私は鏡なのですから。
いやああ。すんばらしい。
そして、その後、彼女は、どうもいままで、いさかいの耐えなかった友人までもが、彼女を頼って、相談されている、とか、本屋さんでも本を読みながら笑顔が
出ちゃったんだよ。とか。
身体は相変わらず、辛いし、具合も悪いけど、
でもなんか違うそうよ。
心が開放されたのかもね。
自分を許すってこんなにエネルギーの要ることかも知れないね。
だいぶ後になってから、彼女の生い立ちを聞かせてもらってね。
彼女が生まれてすぐに、お母さんが神経を患っていたらしく、熱い熱湯に入れられて、それから、厳粛な祖父母に育てられたそうです。
そう。
彼女もまた、ずううっと母親探しをしていたのかも
知れません。
それが、相手に勝つことで、自分を認めさせることでしか表現できなかった。
自分の弱いところなぞ、見る余裕なんて無かったのよね。
それを分かってあげるまで、なんて私は時間がかかったのだろうかって。
この場を借りて、彼女に謝ります。
ごめんなさいね。
そして、何度も何度もぶつかりあったのに、私を
見捨てないでくれた事にも
有難うと言いたいです。
彼女は今、まだ1人で立ったばかりなので、練習している段階ですが、きっと強く歩けると信じてます。
わたしも、ヨチヨチ歩きですが、彼女と共にこれからも成長し、気持ちのよい共存在で有り続けたいなって
思ってます。
昨日の彼女の笑顔は、世界一の笑顔でした。
一生忘れません。
彼女と出会えた事に、感謝します。
妹さんの力も頂いたと思います。
ここに妹さんへ安らかなる眠りを、祈ります。

合掌