弱さを誇る。
先週のエンジェルワークで、なんと2周年目に入ったのですね。
隔月でしか開催されていない、ワークショップですが、確実に皆さんそれぞれが学ばれて、更には、成長をされているのを見て、とても喜んでいたしだいです。
もちろん、私個人も、非常に勉強させてもらって、
一応自分なりに、少しは成長したかなあ、なあんて思っておりました。
で、その会の今年度の目標は。
『弱さを誇る。』で、行こうと決めたのです。
そう、自分の弱さを誇る。
その話からでは無いのですが、先程ある患者さんが来られて、『どうもう私は初めてする事や、初めて会う人と非常に緊張してしまい、具合が悪くなったら、どうしよう。って不安になっちゃうんです。』
とのお話。
で、色々話を聞いていくと、『何か初めてだから、失敗したらどうしよう、更には、具合の悪い私を見せてもいいのだろうか。』
と言う事らしいのですね。
つまり、彼女は、自分の弱音を出してはいけないと思っているようで。
それは、どうしてだろう。って聞いてみたら、小さい頃から、お母さんに泣いたら、『泣いちゃダメ』って
言われてました。との事。
ふむふむ。
なるほどですね。
それだもの、彼女は今大人になっても、弱音を吐くのは、いけないこと。と脳に刷り込まれちゃっていて。
もちろん、泣くだなんて、とんでもない。
なんだあなあ。
だから、初めての事をする前に、足がすくんで、弱い自分が出たらどうしよう、初めて会う人にも、自分は弱いだなんていえない。
で、具合悪くなっちゃっう。
でも、ようく考えると、いいんだよね。
別に。
具合の悪い自分も、出来ない自分も、自分なのだし、
弱い事=悪い事・ダメな事ではなく、それを自分なんだとわかってしまうと、逆に弱い人の気持ちも分かるようになるし、強くもなれるのよね。
そんな事を話して行くうちに、彼女も、『そうだよね先生。出来ないもは出来ないし、わからないものは分からんもんね。それでいいよね。』
と、話をしてました。
なかなかその小さい頃からの癖は取りにくいけど、
また新たなものを刷り込んでいけば、今の自分で作った枠組みもはずれ、生き生きと生きれるようになるのでは、と思うのね。
でも、彼女の周りには、いつも
マイナスの、否定的な事を言われる人が沢山いるそうで。
まあ、職場だから仕方がないといえばそれまでですが、それだけ、皆さん自分に自信もなくしている証拠なのでしょうかね。
それは、誰もそのままでいい。と言ってくれる人がいなかったからでしょうかね。
だから、彼女も、職場に行くと、みんな『疲れた。大変だあ。』しか言わないのです。
って言っていたね。
それじゃあ、仕事も楽しくないよね。
どこかで、みんな、自分の弱いところ出しちゃ行けないって言う呪縛みたいなもの持っているのかもね。
そう、私の友人も癌になってまでも、弱音を出しちゃいかん。狂った自分、情けない自分、泣きたい自分
を出しちゃいかんと思うっているらしく、それがブレーキとなり、大変な病気でもいい子ちゃんをしちゃっているものね。
で、先日友人に言ってしまったものね。
『弱い自分出していいよ。あの人のせい、此の人のせい、世の中のせい、何故私だけが。何故、こんな病気に。』って吐き出していいよ。ってね。
どうも、私から見ると、それが吐けてないのに、
色々な療法をしてみても、地に足が着いていないような。
そんな気がしたものだから、つい。
言ったその瞬間から、彼女の課題だったああ。
って反省はしましたが、私も言ってしまう自分と認めて、弱さを誇りましたね。
どんどん体が悪くなっているように見えた彼女に、
何も言わないではおられなかったのね。
私も、まあ、なかなかほっとけない、おせっかいな自分でも有るものですから・・・。^^;
ただ、友人も色々勉強している方なので、
『どうも私は、自己一致していなかったのかも
知れない。』って。
何が自己一致かというと、癌になった自分と、今の自分が一致していないのかも。っと話していました。
なるほどですね。
人間が弱さを誇れるには、まずしなければならない事。
つまり、自分とはなんぞや。
って事かも知れませんね。
だから、癌といわれても、まだ、自分じゃない、
自分の事ではない。と否定したいという気持ちが、
友人の中では強かったのかも、知れません。
それで、一致していないのですから、何が弱音で、何が本音で、なあんて事が出てこなかったのかも。
んんん。
どんな事でも、まずは自分はどんな人間で、どんな事を考え、どのように生きてきたか。生きているか。
をしっかりと見つめないと、弱いところがどこかも
分からないですもんね。
もちろん、強いところもね。
だから、よく、自分を知るには、
自分の良いところ、悪いところを書き出してみて。
って言われるのね。
ふうううん。
まずは、その作業から入るといいかも知れませんね。
そうすると、悪いところが、実は悪いのではなく、
弱い部分で、それをキチンと把握すれば、次の作業がおのずと出てくるのかもね。
なるほろ。
弱さを誇る。
・・・出したら切りないかも。
んんんーー。
まあ、ボチボチ出していきましょか。
そして、『弱くても良いから』のメッセージを
沢山、沢山、脳に刷り込まなくては。
・・・ヒュウウウーガッターアアン・・・。
って、ウインドウーの外を見ると、
か、か、風で、看板が倒れ、横の旗が
ボッキリ。聯
あららら、旗君まで、
弱い自分を誇りたいのね。
って、意味違うでしょ。嶺
あああん、また、旗の竿
買いに行かなくっちゃあ。
ぐすん。怜
弱さを誇って、竿折れて。