来たーーーー。

来たーーーー。

ちと、古いね。^^;
まあ、でも、本当に、来たーーーと言う感じでした。
あれは、約1年と4ヶ月前ぐらの事。
ちょうど去年の自分の誕生日の日でした。
平岸で約12年。
ここで仕事をしてからあっという間の12年。
笑いも、泣きも、怒りも、苦しみも。
全てあった12年。
でもずっと問題であったシャッターの事で、嫌気が差していたのね。
平岸のお店は借り店舗で、シャッターは大家さんの管轄でした。
入居したときからあまり上げ下げがうまくいかず、
時間がたつにつれ、もっともっと悪くなって。
それでも一時シャッターを新しいのに変えてくれたんだけど、それでもだめで。
あまりにもひどいので、強く大家さん(正確には
管理人さん)に言ったら出てけ!まで言われたりしてね。
まあ、大変でした。
それからかな。
ここから出たいと考え出したのね。
それと、最近では、カウンセリング業務が多くなってきたので、個人ブースがほしかったりして、まずまず
4、5年前から土地を探しておりました。
やはりメインは平岸で。
でも、全然土地も無く、あいているところにも
あたってみたけど、平岸の方々は皆さんお金持ちなのかなあ。
「今、現金が必要ではないのよ。」とか、「息子夫婦が家を建てたいといっているので。」とか。
まあ、そんなんで、だらだら月日がたってしまいました。
もちろん、沢山の不動産会社さんに声をかけてもいたのですが、うんともすんともでね。
あっという間に3年いえ、4年ぐらい経ってしまっていて。
そして、一昨年の秋からある講演会を聞いてから、
「土地が見つかって感謝します。」と毎日毎日口に
出していたのですね。
それでも、数ヶ月たってもこれまた何も無かったのですが、ある時以前にも言っていたちょっと霊が見えるという方が3月にお店にこられて。
で、その方がぽっと、「6月か7月には見つかるわよ」って言われたのですね。
でも、私はその時、あまり信じてなくて・・・。
だってね、ずっとずっと何にも無かったからね。
そしたら、なんと5月の16日ですね。
忘れもしないわね。
その時、店をちょうど終えて、帰ろうとしたとき
ファックスが入ったのね。
「ジ・ジ・ジ」って。
それを見ていたら、へええ中央区ねえ。
南6条西25丁目。ふうううん。
いいところねえ。
でも形は・・。
あらああ、いい感じねええ。
でも、お値段は?
えええ!わ、わ、私の年と同じ数字が・・・。
き・き・来たーーーー!!!
もう、これは運命としか考えられませんでしたね。
それまで不動産屋さんからの情報は、帯に短し、
たすきに長しで、全て断ってきていて。
母からすると、私の超わがままって写っていたみたい。
しょうがないよね。
一生に一度あるか無いか出し、お店だから
ある程度の道路に面していたり、地下鉄にも
そこそこ近いところもほしかったし、更には、
うん、やっぱり気が沢山あるところ。
自然があったり、空気がおいしかったりね。
まあ、これだけの条件はやはり難しかった。
だけどそのファックスを見たとき、これしかないって
何故かぴんと来てね。
すぐ不動産屋さんに連絡したら、またその彼が
もう一杯飲んでいて。
どうも事業所を移転していたらしく、その時冷蔵庫に
ビール があったんだって。
で、一杯引っ掛けながら私のところにファックスしたって言うんだから、まあ、彼も大物ね。
で、すぐ現地を見ることにして、
彼はタクシーで来て。
彼曰く、明日にはもう売れてますって。
んんん。そうでしょうね。
ここの場所なら、仕方が無いわね。
で、私もすぐ買い付けを入れる事を約束して、
彼を事務所まで送って行ったのね。
まあ、100円ショップでも2時間ぐらい迷う人が、
数千万のものを1時間もせず決めてしまって。
でも、これもまた、よく母に言われてました。
準備の無いところにチャンスは来ないって。
だから、ずっと準備をしていて良かったなあ。
って思ったのね。
でもでも、それでも全然資金が足りず。
これもまた、以前よりお願いしていた銀行さんにすぐ連絡をして、OKをもらって。
本当にあれよあれよと言う感じでね。
ただこれからが大変。
あんなに待って待って待ち望んでいた土地だったのに、何故かうれしいってその喜びが心のそこからわいてこなくって。
何でだろうって思ったけど、そんな気持ちを考えている暇もなく、どんどん話が進んでいったのです。
これから起こることなどつゆ知らず・・・。

つづく。