スッキリ。

気づけば、札幌でも、早々と桜の季節が通り過ぎ、
すでに、外は、夏?と言うぐらいの暖かさになっていましたね。なんだか春があったのか、なかったのか、冬もあったのか、なかったのか・・・。
んんん、自分だけでしょうかね。こんな感じがするのはね。
それは、きっと私の胸がモヤモヤしていたからかなあ。
どんなモヤモヤかといいますと・・・・モヤモヤにどんなもないか うふふふ ^^;
そのモヤモヤの原因だよね。
最近4月の中くらいからかなああ。
ある日本屋さんで、見つけた「維摩経」という本にはまってしまってね。
これは、仏教の本です。
私はどこかの宗教に属しているわけではないのでが、
以前お客さんに勧められていた本で、それをわかりやすい説明書きが付いていたので、ついつい手に取ったのですね。
ちょっとページ数の多い本です。
それを読み出したら「悟り」ってこういうことかなあ。って感じを受けてしまって。
第一の法は「諸行無常」と言われ、一切の現象は全て
変化し動いていくもので、この世の中には、永遠と言われるようなものは何一つ無いという教えだそうです。
第二の法は「諸法無我」と言い、一切の現象は全ての因縁により生じ、因縁により滅していくもので、
自我、つまり「自分」と呼んでいるものは架空の存在
であり、実在の無いものと言われるそうです。
第三の法は、「涅槃寂静」と言われるもので、この世の中に永遠に実在するものは何ものにもとらわれず
静寂にして、あくまでも清らかな涅槃、つまり、悟り
の心境だと言うのです。
この心境を仏心とか仏性とかあるいは、虚空とか無とも言うそうです。
つまり、私達が自分だと思っている自分はなく、そのような意識が絶えたところ、つまりそのような意識が尽きたところに何事にも侵すことの出来ない永遠に続くきれいな本来の心があるというのですね。
でも、これはそのような心があるというだけではなく
あるはずだというのも無い。
「自分」だと思っている意識は、妄想、煩悩であり、夢を見ているようなものだそうです。
このような妄想、煩悩をできるだけ少なくし、自分と
外界が一体になったようなときには、本来の心を自覚し、その心をもって生きていくことができると。
昔からこの心は一生使っても使いきれない、受用不尽などといわれるそうです。
まあ、この話をずっと続けていくと、もっともっと
わかりにくくなるので、この辺で止めますが、
ようは、私はこの本を読んでいくうち、はじめは
そうか、そうかと納得していって、
そして、悟るという、この言葉が深く浸透してきた
気がしたとたん、すっと、そう、すっと虚無感に襲われて。
諸行無常、諸法無我、涅槃寂静などから、一切
自分が無いというこの世は空と感じてしまったのです。
とすると、全てがナッシング、という気持ちが出てきて・・・。
では、わたしは何をしているのか。
何をしたくてきたのか。
何ができるのか。
何をさせてもらえばいいのか。
それから波及して、病んでいる人を元気にしていいのか、治すってことでいいのか。
それは、気づきにあたらないんじゃないか。
わたしがしてることって・・・。
「我」
・・・。
うちのスタッフにばっさり。
だははは。その通り。^^;
まあ、いわゆる迷いですわね。
仏教では、この迷いさえ、いけないと言っていますが、んんん、まずいって感じでした。
これが続くと、いわゆる、「うつ」ですわね。

参ったなあ。
と、言うところで、胸の中がモヤモヤしていたのです。
そう、答えが出ない。
考えても、考えても。
そういう時は、座れってか!
座禅もいいけど、私は本屋さんへ直行ですわ。
でも、そこで出合った本に書いてありました。
「今このときをしっかりと生きる。大切に生きる。一生懸命生きる。そうすれば、それが神様も仏様もよろこんでくれるし、仏性も現れると」
この文を読んだとき、ふっと思い出したのです。
以前テレビで見た、80歳過ぎの現役助産婦さんの
仕事内容を。
その時、彼女が言った言葉が、「わたしが助産婦になったのは、資格があって定年がないから。でも、今は、神様がこの手を使わせてくれて、赤ちゃんをとりあげさせてもらっている」って。
そうだよねえ。
はじめの動機って何でもいいのかもね。
その、与えられた仕事なり、人生を一生懸命歩んでいたら、きっとそこで周りの人も、神様も仏様も喜んで
くれる。
それが本当の悟りになるかなあって。
まあ、その本には、悟りは一度にあらず。とも書いてあったし、悟りはどこにも無く、この世、汝のそばにあり。とも書いてあったかな。
まずまず、やっぱり基本に戻って、今を一生懸命か。
って、私の今は・・・。
いやああん。
明日の「しあわせ講座」の資料作りジャン。
さっさ、やらなくっちゃ。
明日の講座を受けてくれる人の笑顔の為にも。
もちろん私の為にもね。
楽しい講座になり感謝します。
まずは、スッキリだよね。^^