今年一年の世相を一文字で。
『命』
ちょうどここ数日の事。
人の命を考えさせられる事が多かったかなあ。

乳癌の友人から、色々考えて、手当てだか気を送る
物にかけてみようと思うと言われ、更に身体に入れるものは、全て止めようと思う。との事。
えっ?
あっいや、手術をしないで代替医療をするのは
私も賛成であるし、その手当てももちろん賛成では、
有るけど、まったくエネルギーも何も入れずの
手当て療法のみでといわれた時に、思わず、
『それは自分は恐すぎる』と伝えてしまったのね。
まあ、私もちと成長して、『自分は』を言葉に入れたから、少しは相手がどうのこうのではなかったけど、
あまりの結論になんだか、妙な感情が・・・。
その時、あああ、きっと彼女は私に握られていたのかなあ。って思ったのかも知れないとすぐに感じたのね。
そう、私の場合、何が無くとも『命』が一番と思っている人で、だから、具合の悪いだの、痛いだのと言われると、すぐに一生懸命になっちゃう。
特に、癌と聞けば、なおさらだし、
年齢や、癌の種類からすると、一分一秒でも早く。
って考えてしまう。
切羽つまる状況な事を自分だけが、あせるのかも知れない。
次に起こりえることを知っているだけに。
だからこそ、彼女にも真剣に今の状況を伝え、
必要なものは必要と言っていたつもりが、
答えは、NOか。
なるべく、彼女を握らず、彼女の選択肢に任せようと
こちらからは、どうしたいかだけを聞いていたんだけどねえ。
あるメーカーさんにも言われたのね。
どんなに良いものでも、どんなに必要なものでも、
本人が受け入れる気持ちが無い限り、無駄になりますよ。と。
そう。だからこそ、彼女が受け入れるまで待とうと
思ったけど、どこかに私のあせりはあったのかも
知れないなあ。
命の大切さの病気の恐さを知っている私としては、
むりも無いかなあ。
で、恐いし、見てられないかも。
って、彼女に伝えたら、
彼女曰く、『恐くても見てて』と。
んんん。
私の課題か。
そう、彼女の課題を私が背負ってはいけない事は
重々わかってはいるが、自分の無力さを感じちゃったわねえ。
私は何をやっているんだろうってね。
がっくりかなあ。
まあ、きっとここで、気持ちががっくりと来るのは、
やはり、彼女を私の思う通りにしたかったのか。
それこそ、私の傲慢さなのか。
ある人に言われた。
『先生は一生懸命すぎる』と。
そっかああ。
一生懸命命の大切さを、食の大切さを、
生きる大切さを伝えてはいけないのか。
難しい。
それも相手を握らず伝える事が。
本当に難しい。
知らないのであればそれでいいのかも知れないが、
知っていることを伝えれないのも・・・。
教えてやっているって言う感じになるのかもしれないなあ。
私の言い方が、行動が。
どこかにまた、傲慢さが出ているのかもね。

命かあ。
ある保母さんがなげいていたね。
『最近の2歳3歳の子供は朝ごはん何食べてきたの
って聞くと、ハイチュー って。だから、保育園に来て、朝はぐったり、お昼ご飯はとってもがっついて、で、昼からようやく元気になるから、昼寝をせず、またお菓子を食べて夕方ちと寝るから、夜は夜中まで、起きているんです。』とのこと。
で、ご家族に聞いても、家では何でも無いです。
ちゃんとご飯も食べてます。
と言われると、何もそれ以上はいえないんです。と。
また、今多動性のお子さんは、小学生ではなく、
保育園児まで、下がってきているらしいです。
で、期せずして、昨日来られたメーカーの女性の営業さんも、お友達の3歳になるお子さんの話。
朝ごはんには
ハイチュー。(今、朝ご飯のハイチューって流行ってるの?)
昼ごはんは、アイスクリーム。
夜は、ほとんど食べないそうで。
で、夜は、12時近くにならないと寝ないそうで。
彼女もまた、お友達に『子供にそんな物食べさせたり、冷えさせたら、よくないよ。』と忠告をしても、
聞く耳を持たないそうで。
彼女曰く『先生、本当の事や、本物ってなかなか伝わりにくいんですね。』
と、一言。
まさしく、そうだわね。
まあ、本物が何かと言われるとまた難しくもなるけど、いいと言われるものっていう事かなあ。
でも、皆それぞれ、良かれと思うことは伝えて行こうと努力されている方もいるのだから、私もがっくりもきてらんないね。
そうそう。
今、90歳になるおばあちゃんの患者さんから、
お手紙で私の状態を書いたら、お見舞いのお電話をいただきました。
逆だろうってね。
でも、ありがたいです。
感謝します。
まだ、まだ青二才の私ですが、精進していきますわ。
って、いまだ私のお尻は、青たんが出来ていて、
これが本当の、『けっ○が青い人間』だわさ。
にゃははは。秊
赤ちゃんみたいだわん。聾