信用

一昨日の7月に入ったばかりの夜、一睡も出来なかったのね。
そう、暑苦しくてええ、って訳じゃなく、あまりにも頭に来たと言うか、なんてこの状況を捉えていいのやら、自分が馬鹿だったああって考えたりしちゃってね。
その日は、あるメーカーさんの勉強会でした。
勉強会は良かったのですが、そこである人に、私がシークレットをしていた話をされてしまったのです。
まあ、シークレットと言えばかっこいいのですが、
メーカーの担当者に言わないで欲しいのだけど・・・
と言っていた内容がその方も知っていて。
んんん。
その時は一応私も大人なので、顔にも出さず、怒りもみせず、和気藹々とその場を取りすごしたのですが、
やはり、帰ってから、段々と『どうして話をしたんだろう。まだはっきりとはしていないので、誰にも話さないで下さい。』ってお願いしたんだけど・・・。
まあ、誰にも内緒ねって言う事は、すでにみんなに知れ渡るとも言うけど、それじゃあその人を信用して話した私が馬鹿みたいに見えてきて。
その信用って、そのまま全てその人間を丸ごと受け入れる、私には危害も損害も何も与えない、逆に応援してくれる人だと思うから、話すわけで。
そんなこんなこと考え出したら、はっと気づいたら、
もう朝で。
おんやまああ。
でも勉強もしているから、これをどのように捉えたらいいのかとも思い、何がメッセージかとも考えるのね。
そう、この事を通して、どのような私の学びがあるのかと。
って、その前に私はすぐ人を信用しすぎちゃうのかなあ。だからあまり人を信用するなって事じゃあないかなあ。
でもそれも淋しすぎるしい・・・。
で、またよくよく自分を掘り下げたら、何故そんなに
他の人に話して欲しくなかったかと言うと、その事は家族でさえまだ言っていなかったことで。
特に父には大反対されている事柄の事で、その事をどのように切り出してよいやら。
そんな感じで、タイミングを狙っている事だから、
別ルートで私の事を知ると、また、父の怒りや、
家族崩壊(・・・すでに崩壊しているか・・)
しちゃうのよね。
それが私の怖れだったわけで、それが一番の理由かも知れないって解ったわけだ。
でも、この事意外に、その方にはこれが2度目の信用を失った事になるので、それもあって、気持ちに動揺が走ったのね。
以前の事がつらつら沸き起こっちゃって。
あ~あ。
参ったなあ。
だけどこのまま何も言わないで置くのは、自分も嫌だし、その人の学びにもならないので、次の日、しっかりと伝えたのね。
前の職場で言われた上司の言葉をね。
『信用って、築き上げるのには相当の時間と努力がいるけど、それを亡くすのは一瞬なんだよね。』って。
本当にそうよね。
今、世間でも年金の問題やら、牛肉表示の問題やら
出ているけど、その事って一瞬にして、信用、信頼を失わしてしまったよね。
記憶に新しい、ペコちゃんや、雪印さんとかも、
再生はしていても以前とは比べ物にならないくらいの
状況らしいしね。
その一瞬って、している本人にとっては、たいしたことないって思っているかも知れないけど、実は大変な事になっていて。
あとから、後悔もするのだろうけど、その時はもう
遅い時もある。
だから、壊してからの信用を築くには、以前の数倍の時間も努力もかかるわけで。
これもまた、本人の学びといえば学びなんだろうね。
何事も甘くは考えないようにって。
特に、それで世間や消費者は納得も行かないからね。
とすると、やっぱり今回の事を通して、私にも
甘くは無いよってことを教えてくれたのかなあ。
自分も患者さんからの信用、信頼の上で仕事をさせてもらっているので、それに甘えず、絶えず自分に言い聞かせていかなくてはいけないのかもね。
どうしても人間うまく行っている時はたががはずれて、緩みすぎてしまう。
適度な緩みは必要だけど、緩みすぎると一瞬にして、
崩れてしまう。
この加減が難しいのね。
でも、ちゃんと人との約束を忘れず守って、キチンと伝える事は伝え、遊ぶ時は遊ぶ。
そのメリハリって所よね。
まあ、人間としての最低限のルールは守らんとね。
それが大きな財産となっていくんだもんね。
私もこの信用、信頼を裏切らないよう、またふ○どし
閉めなおして、2007年後半乗り切りますか。
担当の方にもこの事を通し、しっかりと学んで欲しいと願ってます。
私は私の課題をしっかりと受けて行こうと思います。