実体験を通じて。

『つる。連』
『あっ聯』
『どっすん』
『痛ったあああい。蓮』
そう。昨日、私は、朝お店に出ようとして、
横断歩道を歩いていた時の状況です。
昨日は、札幌は真冬日で、道路はつるっつる。
で、歩道が解けている時とおんなじように歩いていたら、身体が宙に舞ったのです。
『ふんぎゃああああ。』
痛いの痛くないのって、恥ずかしいも恥ずかしくないも言っていられず、車の前に私は大の字で・・・。
そのまま立つ事も出来なかったのです。
『ううううう。』
誰も助けてももらえなかったのですが、ある、年老いたおばあちゃんに、『大丈夫かね。あんた。立てるかい。ほれ。』って、手をつかんでもらい、今
考えたら、ちと逆な光景で。
でも、その時は、何も言えず、『痛いです。』
しか言えなくて。
更に、おばあちゃんは、『若いといっても、女にとっちゃ腰は命だで。きいつけんと。』
『あっ、はい。  有難う、ございます・・。』
なんとかその助けてもらった方にお礼を言って、
そろそろとすり足で、店に。
『おあよう、ご、じゃ、り、ま、す。』
奥から、スタッフの方が、

『はああい。おはようございまああす。
あらああ、先生、二日酔い?』
『ちがうっつうの。今、そこの横断歩道で、転んで、お尻がいい、痛いいい輦』
『あっらああ。だだ大丈夫?』
『だいじょばない。』
まあ、息も出来ない痛さって、このことを言うのね。
もう、もう、大変。
歩く事も、物を取る事も、話す事も出来ない。
痛くて、痛くて。
『今日のおうし座、ラッキーカラーはピンクってTVで言ってたから、ピンクのセーター着てきたのにいい!』
『先生、だからこそ、頭は打たなかったんじゃないの。』
んんん。
うちのスタッフの人も前向き、肯定的だわさ。
そりゃそうだ。
でも、その後が辛い。
何故か、笑わせてくれるので、超打ったところには
響く。 いったたたた。
『だって先生いつも笑うと免疫力上がるんだから、いいの。って言ってたじゃないですか。』
そりゃそうだ。
だけども、いつもの鬱憤かと思われる節も、なきにしもあらずだわね。
と、患者さんにも大笑いされ・・・。
まああ、御蔭で、きょうはこうやって日記を書けるのも、周りの方が良い方ばかりだからでして。
たははは。  ^^;
多分尾てい骨折れてるか、ヒビが入ってはいるわね。
まあ、病院行ってもシップぐらいしかないのだから、
早速、少し落ち着いてから、痛みは『不通則痛』を
思い出し、がんがん漢方の炎症とりのものから、
エネルギー補給から、活血剤けいから、
入れる、入れる。
ほぼ、末期の病気の方が飲むような処方ね。
まあ、全ての病気は流れない事が原因だからね。
で、まず、一日で、何とか歩く事も少し出来るように
なって。
ありがたいわねえ。
ホント、今回自分がこんな事になってから、
初めて、『あああ、人間の足って、こうやって筋肉を使って、骨を動かしているんだなあ。あああ、物を取る時はこれだけの神経を使っているんだなあ。』
なんか、いつも朝おきれるだけで、すごいんだよ。
なあんて、言葉では言っていたけど、実体験をして
初めてこんなに私の体は、一生懸命動いてくれていて、心臓が肝臓が骨が血液が呼吸が365日休まず、
働いてくれていたんだなあ。
ってなんか、しみじみ感謝しましたね。
実は1ヶ月前から、どうも利き手の上腕二頭筋が痛く、これはきっと肉離れかなあ、などと思っていたのですが、これだけでも毎日ちと不快な気があったのね。
でも、今回を通して、
やはり、事故でも病気でも、身体にあらわれる症状は必ず、意味を成しているわけで、その意味は無理のしすぎなのか、使わな過ぎなのか。
ちゃんと、見てあげないといけんなあって思いましたね。
また、こういう時は、色んな人に話をしてみると、
まあ、大体の人が何かかにかされているようで。
共感されるのはとてもほっとしますわね。
特に実体験のある方の言葉は、とても重いのね。
それだけ、その人と同じ痛みを知っているという事
なのよね。
更に、その実体験は希望の有るものではないと
人には勇気を与え光を見せる事は出来ないのかも
知れないわね。
乳癌の疑いがあるを言っていた知人にも、
癌をこのように捉え、自分で自分を守っるのよ。
と言われた患者さんと、話をしてみたい。って
言っていたものね。
そして、私もこういう癌の人がこうして、ああして
元気になったんだってえ。
って伝えたら、彼女も話してたわね。
『自分が病気になったら、お医者さんの言ったりする数字だとか、論文の発表とかはいらないのよね。
やはり、元気になった人の体験談が一番励みになるよね。』
ってね。
そうそう。
この世界は数字でもなければ、発表会の場でもないわけで。
実体験が何よりの宝物かも知れないわね。
それにしてもだ。
私の尾てい骨は・・・。
理由は分かっているのよね。
ちと前の日、連ちゃんで、あるクリスマス会に参加
させてもらって、そこで楽しいサックスを聞いていたら、ついつい、そこの台が見えてしまい・・・。

昔の癖
そう、調子に乗って台にのり、
おしりふりふりいい鍊鍊
あああ、と、と、年も考えずウウウ。輦
教訓
道路の上と台の上では、滑り方が違います。
調子に乗るなってことね。とほほほ。

・・・ちなみに、扇子は持ってませんので、               あしからず。秊
のほほほ、
って笑うと痛いんだっつうの 怜